☆ 近くの小学校での丸付け先生
今から12,3年前Moriが住んでる校区の小学校の校長先生から地域の老人会の会長に、「地域の子供たちと老人会の皆さんとの交流を通して明るい地域を作りましょう。ついては、老人会の皆さんに時々小学校に来て、子供たちが頑張って問題を解く様子を見てもらい、子供たちが一生懸命に考えた答案の丸付けをしていただきたい。」との申し入れがあった。当時Moriも地域の老人会の役員の一員であり、この話に興味を持ちすぐに応募した。かなりの地域の老人会のメンバーが応募するものと思っていたが、応じたのはわずか3名であった。
その丸付けの機会が回を追うごとに、参加するメンバーも増えていき、最盛期には14,5名になった。その後年を経るにつれ、何名かのメンバーは年齢や体調や、挙句は亡くなったりで、メンバーの交代もあり現在参加しているのは7,8名である。当初から続けて参加しているの2人だけである。この間小学校の校長先生は7名が交代した。
2024年の二学期の終わりごろにあったチャレンジ学習の丸付けに参加した折に、教頭先生から「この学校で恒例の漢字検定試験が行われますが、丸付け先生方もご一緒に受験してみませんか?」とのおさそいがあった。Moriは一瞬躊躇したが、申込書をもらって家に持ち帰った。一週間ほど受験してみるか否かと迷った末、やってみるかと思い切り”準2級”に申し込むことにした。
Moriは仕事の関係もあって1980年代初頭からパソコンのワープロに頼りきりになり、漢字を手書きすることが殆どなくなっている。この40年間以上である。試験日は2025年1月31日である。その1月23日でMoriは満81歳を迎える。漢検準2級の過去問をアマゾンで早速買い求めて試験準備に取り掛かった。昔はこんなことはなかったと思いながらせっせと頑張ってみれど、昨日辞書を引いて憶えた漢字も今日はどうしても思い出せない。その準備の間に、白内障の手術も受けるし、なんだかんだの内に、1月31日を迎えた。当日の午後小学校に行くと、大人が5人ほど受験に集まっていた。小学生に交じり同じ教室で試験を受けた。試験時間は1時間である。漢字の読みはどうにか全てわかったが、次の漢字の部首は何か、等ほとんどわからない。子供の頃部首等習っていない。その頃は、この漢字は”なにへん”、”なにかんむり”とかは習っていた。部首とそれらとは必ずしも同じではないらしい。でも今時漢和辞典を引くこともなく、スマホで漢字は簡単に検索でき、パソコンで漢字が読めないときは、手書きで書いて検索できる。部首は漢字の生い立ちに由来しているらしく、現在ではおんなじ”へん”でも部首は必ずしも同じではない。そんなの検定で出題されても、とにかくやみくもに覚えるしかない。意味があるのかMoriは疑問に思う。でも、受験するからにはぜひとも合格したい。あっという間の1時間であった。
結果は約1か月後に通知が来るとのことであった。今日はその1か月が過ぎたが、まだ何の連絡も届いていない。ひやひやドキドキである。でも、結果がどちらにしろ次の機会には”2級”にチャレンジしようと思っている。