パーキンソン病の妻と介護する夫の日記

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冬野集

冬野集(六月号)投句

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☆ Hhisakora作の句

・ 両岸の小道に続く花の屋根

・ おにぎりを後部シートに山笑ふ

・ 鶯の声高けれど姿無く

・ 菜の花の黄金の続くバス路線

・ 菜種梅雨予定変更して家居

・ げんげ草トラック行き交ふ道野辺に

・ 車止めしばし眺める紫雲英畑

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★ Mori作の句

・ 朝食の窓を占めたる赤万作

・ べにかなめ万作赤を競い合ひ

・ 山桜染井吉野追ひ越して

・ ひっそりと庭の片隅姫桜

・ 畑仕事休み句を詠む菜種梅雨

・ 鈴鳴らし猫が陽炎追ひかけて

・ 繋ぐ牛土俵を作る紫雲英畑

・ 花嫁の紫雲英のレイやおままごと

★ 毎月の俳句つくり

・ 冬野集の投句の締め切り日は翌月の月初めの5日である。moriは24,5日になるとだんだん毎回句づくりに追われ、ストレスが高まる。投句は月に11句だけである。2,3日に一句つくればよいことである。でも、毎日何かと雑用に追われて(言い訳かもしれないが)なかなか句つくりの気分になれない。いつも締め切りの一週間前にバタバタ作ることになる。良い句ができるはずがない。同じ句集に投句されている皆さんは如何しているのかと想う。moriはそれでも何とか投句を続けている。

・ hisakoraはもっとひどい。月末に句集が届く。それを見届けて月明けから句を作り始める。ひどいときは二日くらいで作り、投函の午前中までかかってやっと書き終える。hisakora曰く「尻に火が付かないとつくれない!」そうだ。ひどいものである。hisakoraは時々けがで入院する。その時は大概投句をあきらめている。もともとhisakoraが加入している会員で、moriは家族投句フリーで寄せてもらっている身分だが、投句をほぼ休まず続けている。

・ 先月の投句は珍しく6月3日に投函した。これも、コロナのおかげかも。

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