☆ hisakoraの投句
・ 仕上げいつ編んでは解いて毛糸編む
・ 山茶花の白き大輪触るれば散る
・ 枯れ初むる小菊の濃き黄色かな
・ 湯たんぽのほんのり温し足の裏
・ 爪切れば指の先まで冷ゆる朝
・ 茶の花の宇田の一本瓶に挿す
・ 茶の花を一輪挿してすするお茶
・ 散る紅葉一歩の足に力入る
★ morikの投句
・ 株分けのクリスマスローズ葉の痛み
・ 純白の秋桜結ぶ種採らむと
・ 山茶花とバラが白さを競ひ合ひ
・ 焼き芋を二本買っての昼下がり
・ 写真撮る妻の白髪に散る紅葉
・ 紅葉散り芝生に並ぶ北斗星
・ 茶の花やグランド跳ぬる白帽子