パーキンソン病の妻と介護する夫の日記

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介護用具の選択

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moriが妻の介護のために買い求めたり用意した用具について紹介します。妻は20年来のパーキンソン病を患いながら前向きに元気に振舞っています。

おいしさと、食べる喜びを、食のそよ風にのせて【食のそよ風】

2年前娘の家に手伝いに行ったとき、自分の好きな山ブドウの蔦があるのを見つけ、それを採ってきて玄関の家に入れてかごでも編もうと思って、処理しようと手を伸ばしたその瞬間右足を滑らして、左足をこね、玄関先に転落しました。moriもそれを目撃していましたが、片手に大きな鋏を持って玄関から入った途端で、とっさに手を貸すことができませんでした。救急車で運ばれて検査を受けたM赤十字病院は、時間的にもう一般診療は終わっていたので、当直の先生が見て下さった。少なくとも、整形外科の専門医ではないようだった。レントゲンを撮り、診察を受けた結果骨には異常がないとのことであった。そのまま家に帰された。娘の家の近くまでタクシーで帰ったが、そこから50mくらいの道が歩けず、孫のバギーみたいなものに乗せてかろうじて玄関先の階段前まで運んだ。そこから引き上げるようにして家の中まで運んだ。家の中は椅子を車椅子代わりに使った。

翌々日娘夫婦が返ってきたので、九州の自宅に帰った。帰った翌日、かかりつけのH病院の整形外科に見てもらった。診断は、股関節骨折、即刻入院絶対安静。と言われた。でも、手術が込み合っており、一週間近く待たされた。術後3週間くらいでの病院を退院し、自宅に戻った。

入院中から、moriは車いすを調達することに奔走したが、要介護の認定を受けておらず、どこからも貸してもらえなかった。仕方なくAmazonで購入することにした。妻が手術を受けたその日の朝いちばんで役所に行き介護認定の申請をした。Amazonから届いた車椅子はコンパクトではあったが、病院などにあるものと比べ、いかにも安っぽいものであった。案の定退院して家に帰る折それに乗った妻は「乗り心地が悪い。ちょっと痛い」といった。それでも7~8万円はしたのだが。

・ 家に帰ったとき一番必要なものは、車いすではなく、歩行器であった。病院などにある例のU字形のものである。退院前には要介護等の認定は受けていなかったが、介護用品のレンタル会社に申し込んでみた。こちらはケアマネジャーを通す必要があると言われ、役所の担当ケアマネージャーにお願いし退院の日に間に合わせていただいた。これは大いに助けになった。

・ 退院してすぐに要支援1の認定を受けた。U字型歩行器は一割負担で借りられることになった。乗り心地の良い車いすが欲しかったが、車いすを一割負担で借りられるのは要介護3以上だと言われた。でも、ケアマネから「医師が必要性を認める旨の意見書があれば借りられないこともない」と言われパーキンソン病で長年お世話になっているI先生にお願いし、快く引き受けていただいた。届いた車椅子は妻も乗り心地が良く、何よりも安定感があった。

介護用品会社より借りている車椅子

・ 術後3ケ月経ったころ、狭い家の中では大きなU字形の歩行器はちょっと不便なところもありmoriは再びAmazonで老人用の押し車式歩行器を調達した。調達後U字形歩行器はお返しした。

不要なものを取り除いた歩行器

・ この歩行器で、孫のいるエストニアや隣のフィンランドへも旅行した。この時一緒に持って行った折り畳み式の杖は、モスクワ空港で乗り継ぎの際、なぜか折りたたむことができず、凶器として没収された。何せロシア語はちんぷんかんぷんなので、文句も言えない。歩行器はすでに手荷物として預けてしまっていた。何とか手を引きながら飛行機に乗った。

没収された杖でヘルシンキの森を歩く妻
新たに買った三本足の杖
新しく買った杖で歩く妻
ストック式杖

・ ストック式の杖も買って試してみたが、手に力が入らないのと、いかにも見た目が良くないと今は敬遠されている。いずれmoriが使うことになりそうだ。

横押し型歩行器

・ 横押し型歩行器は大きなショッピング・センターなどに行った際小回りがして一見便利なようで、調達したが、妻は横で片手でハンドルを切るのが苦手なようである。今は近くの友達の家での洋裁教室などに行くとき荷物を入れて運ぶのにもっぱら使っている。

☆ 介護用品の調達は十分時間をかけた方がいい。慌てないで

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