パーキンソン病の妻と介護する夫の日記

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moriは伝説的なSE(その5)

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☆ BUGつぶしのmori

・ moriは1968年6月17日以来銀行のオンライン・システムを担当し、数限りなく修羅場を潜り抜けてきた。Y銀行の為替システムを皮切りに、関西のF銀行、D銀行。地元に帰って再びY銀行、FC銀行、F銀行、M銀行、S銀行の各オンライン・システムそれにJ銀行の情報系システム等数々の銀行システムを直接担当SEとして、ラインマネージャーとして係わってきた。Y銀行の場合にはトラブルの状況をお客様のシステム担当者にお聞きするだけで大体の見当がつき、チェックの指示をすればたいてい片が付いた。ある時moriにも解析不能なトラブルがあった。何度考えても原因が考え付かない。めったに起こらないので、そのままオンラインを再立ち上げしてその日は無事終了した。その間ずーとトラブル・シューティングに専念したがとうとう解決できず午前1字を過ぎたので、その日は解散して一同家に帰った。moriも床に就いたがなかなか気持ちが高ぶっていて眠れない。そうこうしている内にウトウトしてしまったのだろう。夢なのか現実なのか今もmoriにはわからないが自分の頭の裏の少し上あたりに何かわからないが確実に存在するものが、「今回のトラブルの原因はXXにあり、YYのように修正すると治る。」と教えてくれた。翌日、確かめてみるとその通りであった。このようなことは一回だけではない。その後もたびたび指摘された。最後には、moriはこの何者かに頼るようになった。その存在はmoriの守護神か守護霊か?いずれも、moriやその周りでシステムのトラブルが発生したときは大いに助けられたものである。先のFC銀行などでトラブルが発生したときmoriが駆け付けると客先の某氏なんか「トラブル課長が来た」などといった。まるでmoriがトラブルの原因であるように・・・でも彼曰く「そうではありません。課長が来てくれたらとにかくトラブルの原因を解決してくれる。もう大丈夫」ということらしい。 M銀行のトラブルは新しいシステムのカットオーバー(本番稼働の日)の日に発生した。moriは同日本番稼働したK農協に担当課長として立ち会っていた。そこにM銀行の担当Managerから電話で応援要請が来た。K農協は担当主任SEに任せてM銀行へ車で向かう。約2時間の距離である。moriも前日あまり睡眠がとれてない。車の中では爆睡であったらしい。M銀行ではシステム稼働後何度もトラブルが発生し、お客様のシステム担当部署は対応に追われていた。弊社のSEたちも一生懸命にトラブル収拾に走り回っていたが、彼らも不眠不休の連続でまるで死人が動いているようであった。moriはM銀行のシステムについては何も知らない。そこでトラブルの概要を担当者から訊いた。moriは後輩霊に助けを借りた。すると彼はすぐに解決策を教えてくれた。それをテストで確かめた。うまくいく。早速本番システムに組み込んだ。結果は大成功。頻発したトラブルはものの見事に収まった。moriのBUGつぶしの名はいやがうえにも高まった。moriにしてみれば、moriの背後霊が教えてくれただけなのに。

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