パーキンソン病の妻と介護する夫の日記

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病気と共に

Go To 京都

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二条城

☆ 娘からの電話

・ 9月の20日過ぎの夕方、横浜の娘から電話。「長女を連れてどこか旅行相と思うが、あんたたちも一緒に行かないか?」「lilyは京都に行ったことないので、京都で落ち合わないか?」「それとも、そちらの家に行ったほうが良いか?」

・ moriは妻の此のころの状況からしてこちらの家に来てくれるのが一番良いと思ったが、妻はそうではなかった。妻は京都行の方を選んだ。妻の思いはmoriにもわかる。GoTo トラベルを利用して京都行を手配した。

・ でも、moriには不安だらけである。この頃妻の病状にかなりの変化がみられる。いわゆるオン・オフ現症がはっきり現れだしたことである。特に朝ごはんの後1時間から2時間の間体が全く動かない状態に陥る。そのほかの時間帯は薬が効いている限り何とか自分で動ける。

・ moriは家にある車いすを持参することを考え妻に相談してみたら、妻はその必要はないという。確かにお荷物になる。できることなら、そんなものmoriも持ち歩きたくはない。新幹線の駅までタクシーで行こうとしていつも頼んでいるタクシー会社に電話しお願いすると、コロナ・ウイルス感染拡大に伴い、タクシー利用客が激減したため、タクシーの稼働率を極端に低くし、ドライバーも大幅に縮小せざるを得ない状況で車の手配の予約、約束ができなくなっているとのこと。

・ 最寄りの駅から、新幹線の駅まで、何とか自力で行かなければならなくなった。健常者には当たり前のことであるが、パーキンソン病の妻とそれを介護/介助するmoriには大変なことである。車いすはあきらめて、杖と歩行器を持っていくことにし、家から最寄りの駅まで、自分の車で行き、近くの駐車場に車を預け何とか新幹線の駅までたどり着きどうにか新幹線に乗ることができた。

・ 京都まで、約3時間弱、久しぶりの新幹線とても遠い。何とか耐えて、やっとの思いで京都駅。それから、近くの都ホテルまで行くのがまた一苦労。歩行器を頼りに、エッチら、おっちらほんとに一歩ずつの歩みでようやくホテルに着いた。健常者なら2~3分の距離である。私らは20~30分かかった。

・ やはり、少し荷物になっても、車いすを持ってくるべきだった。この時ばかりではなく、京都滞在中、自分の車椅子があったらと、思い知らされる場面に何度も遭遇した。到着した日の午後、少し足が動けるようなので、近くの西本願寺まで行ってみることにした。近いはずだったが、今のmoriたちにはかなりの距離であった。なかなかたどり着けず、とうとう手前のお寺でギブアッフ。そこに娘からの電話。「これから二条城に行くから、そちらで待っていて。」とのこと。moriらはタクシーで二条城に向かう。二条城で車いすを借りやっとの思いで見て回った。二条城は初めてであった。なかなか見ごたえのあるところである。二条城からはタクシーでホテルに帰った。

・ 翌日,保津川下りに行く。朝食を済ますころになると、いつものようにオフ状態になり全く歩けない。ホテルで車いすを一日お借りすることはできないかと交渉してみたが、外部事故について責任が取れないので断られた。当たり前のことである。京都駅までホテルの方が車いすで送ってくださった。京都駅では駅員の方が車いすで、山陰線の乗り場まで送って下さり、到着駅でも車いすで待ち受けてくれ、トロッコ電車の始発駅まで送っていただいた。それで嵐山からトロッコ電車で亀岡まで行き,保津川下りに挑戦した。終点の嵐山の船着き場に着いた時には、ほとんど歩くことができない状態であった。ここでは車いすが手配できなく、休憩しながら近くの天竜寺まで歩いた。天竜寺では車いすが借りられたので問題なく回れた。そこからタクシーで嵐山駅へ。電車で京都駅に着いたが、時間外で車いすかりれず。あえぎながらホテルに着いた。

保津川下り

・ 三日目今日が最後の日である。まだ行ったことのなかった、三十三間堂に行くことにした。朝食を済ませ、チェックアウトを終えて京都駅に手荷物を預け、お寺へと向かう予定であったが、午前9時半、またまた、妻がオフの状態にる。ホテルを出て歩行器で少しずつ進もうとするが、らちが明かない。ホテルを出て信号の手前で一歩も歩けなくなった。その前に娘と孫が先に京都駅に行き手荷物を預けてくれることになった。なかなか待ち合わせのところに我々が現れないので電話してきた。結局娘たちが戻ってきてくれて、ホテル前のタクシーで三十三間堂まで行く。ここで車いすを借り問題なく見学ができた。昼ご飯を四条河原町近くのレストランで取り、京都駅へ。京都駅では少し自分で歩けるようになり、帰りの新幹線に乗り込む。あとは何とか自分の家に無事帰還できた。

・ ひょっとするとこれが妻の自分の足で歩く最後の旅行になるんもしれないが、まだまだ、その気になり車いすの力を借りれば何とかどこへでも旅行できることが分かった旅行でもあった。 Go To トラベルありがとう!

・ 名月や美女三代の京の宵 mori

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