☆ Hisakoraの句
・ 夫が煮し冬至南瓜の辛きこと
・ 朝夕に届くクリスマスプレゼント
・ 黒豆を煮るか買ふかで諍へる
・ 風に雪揺らす校舎のガラス窓
・ 流れ行く雲を背負いて雪の舞ひ
・ 裏山の姿を包み雪の降る
・ 湯豆腐を囲み団欒夢の中
★ Moriの句
・ 山芋を一本下げて友の来る
・ 銀杏散る恰も蝶のごとく舞ひ
・ 寒村や雪の重きに竹の鳴る
・ ランドセル揺らし走る児雪の舞ふ
・ 年の暮れ去年の小豆のつぶ善哉
・ 湯豆腐も三日続けば口閉ざし
・ 湯豆腐をつつきし友の今は亡き