☆ Moriは1月23日で満81歳になった
Moriは昭和19年1月23日に大分の片田舎で生まれた。その日は雪が降っていたそうである。当たり前である。大寒の最中である。その頃は対外皆家でお産をしていた。戦争末期であった。無事に生まれはしたが、半年もしないうちに肺炎になり明日をも知れぬ状態に陥り、医者も匙を投げたと言われている。戦時中のことで大した薬もなく手の施しようもなかったのだろう。
そのMoriがしぶとく生き永らえ御年81歳を迎えた。
前置きはこのくらいにしてその1月31日に漢検を受けることになった。行きがかり上としても、受けるからには何としても合格したい。直前特訓でにわか勉強もした。でも、頭の固さには勝てない。阿保恵田端から忘れていく。歩留まりが悪い。昔はこんなことなかったと思いながら結構葉を食いしばって頑張った。受験の当日予定通り試験場に行った。試験が始まった。最初の出足は好調である。途中Moriの苦手の部首は何かと言う問題で躓き始め、じり貧である。
試験は終わった。後は結果を待つばかり。結果は1ケ月くらいかかるという。3月に入ってから毎日結果が届くのを待ち続ける。
3月も終わりかけた25日の夕方、それは届いた。Moriは期待と不安を胸に封を切る。恐る恐る中身を取り出す。結果は表紙を開いた最初のページあった。151点で薄氷の合格であった。200点満点の140点以上が合格とのことである。やれやれ。
前にも書いたが、Moriは近くの小学校の丸付け先生をしている。日頃大きな顔をしていたので、落っこちたらどうしようかとひやひやしていたので、何とか面目が保ててホットしている。
たかが準二級であるが、、、次は二級に挑戦しよう。