パーキンソン病の妻と介護する夫の日記

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無農薬・低農薬・減農薬(続き)

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おいしさと、食べる喜びを、食のそよ風にのせて【食のそよ風】

もりはいまの家に住み始めてから近くに貸農園を2区画借りて野菜つくりをしだした。今は、隣の空き地が手に入ったので、そこを開墾し(元々半分は造成全は畑であった)野菜作りを楽しんでいる。 野菜を作った経験のある人はお分かりと思うが、無農薬・有機栽培がいかに大変なことか身をもって体験した。

自分は無農薬で野菜を作るんだ、と意気込んでやり始めても、周りの畑を作っている方が全員それなら何とかなる。貸農園を刈りてまで野菜つくりをしようという人が全員無農薬野菜つくりをするわけではない。中には、野菜を作るだけを楽しんでいる人もいる。いや、意外とそんな人の方が多い。となるとその方たちは農薬をまいて見栄えの良い野菜を作る。

周りが農薬をまき散らすとどうなるか。結果は火を見るより明白であ。無農薬の畑は虫たちにとっては安全なえさ場となる。かくして、繊維のみのキャベツや白菜が残る。そしてそのおこぼれを私たちは食べる羽目になる。まさにそうしている。ただ、虫たちも春菊やホウレン草など匂いの強い葉物は嫌いなのか手(口)を出さない。

根菜類は無農薬でも結構育つ。 生協などの根菜類でも結構無農薬のものもある。でも、葉物は少ない。果菜類(イチゴ、トマトなど)はスーパーに無農薬のものが並ぶことはまずない。特に苺は農薬梨で市販のようなきれいなものは作りにくい。トマトはその分かなりらくにつくれるが、、、。

果物の無農薬栽培は最近特に困難になっているようだ。もりの子供のころのような果物は比較的原種に近く自然栽培でも結構おいしい型のよいものが採れていた。品種改良すればするほど華奢なものになり、病害虫に弱くなったのではないか? 低農薬、減農薬が関の山。

このまま進むと、病害虫に強い(いや、農薬に強いかもしれない)遺伝子組み換え(GM)作物の身になるかも。

遺伝子組み換え(GM)についてはまたの機会に考えたい。

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