パーキンソン病の妻と介護する夫の日記

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病気と共に

妻肺炎で緊急入院

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★ 車椅子から落ちる

1月20日 その日は町内会の会合がありMoriは妻に夕食を食べさせてから「一時間だけの会合だからテレビでも見て待ってて」と言って出かけた。会合が終わって公民館から家へ向かっているとき孫からの電話「おばあちゃんが見えない。急いで帰って!!」家には監視用のATOMが設置されており、スマートホンで状況が見れるようになっている。Moriはすぐに家に帰りつき妻を探す。車椅子が真っ先に目に付いたが妻は乗っていない。妻は車椅子と食卓の間にうつぶせに倒れていた。大丈夫かと言いながら助け起こして車椅子に乗せた。抱き起すときに足は立てたし痛みもあまりない様子だった。後でモニター録画を見ると、Moriが出かけて間もなく来ていた上着を脱ぎ長首のシャツを脱ごうとしてなかなか脱げず車椅子から半分立ち上がり頭にシャツをかぶったまま車椅子から落っこちうつぶせに倒れていた。約45分間くらいうつ伏せのままでいた。その日は土曜日でかかりつけの救急病院にも当直に整形外科医はいない。救急車は呼ばずに様子を見ることにした。

翌週もいつも通りデイサービスに足の痛みを少し訴えながらも火曜、木曜、金曜と行った。1月27日の土曜日の朝足の痛みがひどいと言い出したので、前回膝の皿の骨折の時入院した整形外科を受診。骨には異常はないとの診断結果。痛み止めの貼り薬で対処。

★ 朝からパーキンソン病の薬が飲めない

1月29日 この頃は朝起床時に1錠、朝食時に2錠、昼食時に2錠、夕食時に1錠の合計6錠のメネシットを飲んでいる。今朝は起床時の1錠はかろうじて飲めたようだが定かではない。飲んだ後激しくむせたので口の中の痰、のどの痰を吸引したり拭き取ったりしたので、、、。 いつものように朝ご飯を用意し、まず薬を飲むように言ったが、トロミの入った水に溶かしたメネシットを飲もうとして又激しくせき込む。また吸引。少し落ち着いたので、今度はジェリーの中に薬を入れ込んでMoritがスプーンで口に入れてあげたか飲み込み切れず、また吸引。朝ご飯どころではなく、ベッドで安静。10時過ぎに起こしてトロミの薬を飲む。半分くらいは飲んだようだが其の後また咳き込む。ベッドで安静。 13時頃昼の薬を用意したが、のどの痰がひどく、吸引したのち飲ます。今度はせき込みが一段と激しく、息があまりできない状態になった。血中酸素を測定すると30%という極めて危険な数値を示す。それでもMoriは妻に深呼吸を促す。そのうち90%台に回復。しかし喉のゴロゴろは収まらない。やはり素人の吸引には限界がある。病院で処置してもらおうとち近くの病院に電話したが良い返事がない。仕方なくかかりつけのパーキンソン病の医者に電話。「即刻こちらの病院に連れてきて」とのことで、片道約1時間かかるA病院まで行く。吸引をしてもらったのちレントゲン検査の結果「やはり誤嚥性肺炎を起こしている。このまま入院治療しないと大事に至る」とのことで即刻入院。 Moriの看護もだんだん無理な状態になってきたのは確か。妻もこの病院なら安心できると言っている。今はどこの病院もそうだろうが、面会は週一回午後だけの短時間。Moriの一番の心配は、入院のため認知症が急に進行し、肺炎の症状は治っても、Moriの顔は忘れてしまって「あなた誰?」とならないといいが、、、

☆ スマホ Lineのビデオ電話

翌日着替えなどと共に妻の余りこの頃使えないスマホを持参し、看護師さんにLINEのビデオ電話をお手すきの時Moriにかけてほしい旨依頼、快く受け入れて頂いた。妻は日頃からスマホの取り扱いが殆どできないし、認知症の進行を心配しているので、と。 おかげでほぼ毎日LINEでの顔を見ながらの会話ができている。とは言え、今ではパーキンソン病の進行が進み日頃で発音が難しくなっており、またMoriも耳が遠くなってきているのと合わせ何を妻が訴えているのか推測するしかないのだが、顔の表情でその時の調子の良し悪しはわかる。ありがたいことである。

2月7日 面会の後で担当していただいている先生とお会いし状況をお聞きしたところ「肺炎の方はほぼ治っているがもう少嚥下の改善のトレーニングをした方がよいので今少し入院を継続を」とのことで、Moriもお願いして帰る。また、「退院した後肺炎の症状があればいつでもつれてきなさい。何とかしてうけいれますから」と頼もしいお言葉もいただいた。安心して頼める病院である。

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