☆ hisakoraの句
・ 長梅雨に青空なかなか見えざりし
・ 空のぞく梅雨前線押し上げて
・ 稲妻の大地貫くばかりなり
・ 蝉しぐれ烏も一声加はりて
・ 梅雨明けし庭に射し込む明るさよ
・ さるすべり細枝数本花やさし
・ 只今と踏み込む靴にさるすべり
★ moriの句
・ 待たずしてまたも出でたる草を取る
・ ワープロで綴る思ひや文の月
・ 願ひなどあて無き七夕祭りかな
・ 庭先にセミの抜け殻雨上がり
・ 素麺に食欲加ふ庭の紫蘇
・ 雨雨雨上がれば突如百日紅
・ 木の上でだれに恋日する落とし文