☆ hisakoraの句
・ 眠るごと母は召されし冬の夜
・ 亡き母の肩掛けに依る冬寒し
・ 二人分静かに黒豆煮てをりぬ
・ カレンダー一枚揺れて惜しむ年
・ 半月に添える金星冴ゆる空
・ 空を染め大地を照らす初日の出
・ 笹鳴の今朝は裏より聞こえ来る
・ 笹鳴けば合わす烏の声高し
★ moriの句
・ あな奇しき義母の召天聖誕日
・ 家族葬灯火聖きクリスマス
・ 義母の火葬の煙なびく冬野かな
・ 義母の亡き今年山茶花色弱き
・ 庭整備片付け残し越ゆる年
・ 初日の出拝みて願う家族愛
・ 竹笛で笹鳴き真似る吾は喜寿
・ 笹鳴のあの声何と訊く幼女