☆ Hisakoraの句
・ 重たげに梢の上の冬の空
・ 名草枯る人も少なし田舎道
・ 山芋を掘りし名残の穴の後
・ 懐かしや戦後麦飯とろろ汁
・ 老い二人寄せ鍋小さくなりにけり
・ 月食と星を見上ぐる寒さかな
★ Moriの句
・ 裏木戸にローズヒップの風寒し
・ 勤労感謝日共に歩きし五十三年
・ 五十三回結婚記念日シクラメン
・ 干柿の数を数へて七十九
・ 帰り花一輪咲てアーモンド
★ Moriの言い訳
今月号の投句の出来栄え(冬野集に記載された句の数)は極めて悪かった。この投句を詠んだ2022年11月は老人会の一日バス旅行の世話や、そのためにわざわざ横浜から娘がHisakoraの面倒を見に来てくれたり、といつも句作りをする二十日過ぎの日々が特にあわただしく、句作りりに専念できなかった。とはいえ投句した数百人の中で初めて最下位を占めたのには、さすがのMoriも愕然とした。でも心機一転これからも頑張る勇気を与えられたと思い感謝致します。