パーキンソン病の妻と介護する夫の日記

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二股の銀杏 どうする?

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★ 街灯の邪魔になっているんですが切ってもいいですか?

・ 先日町内の一斉清掃があった日、町内会長から「あそこの銀杏の木、街灯の邪魔になってるという住民からの苦情がありました。確かめたら確かに銀杏の木のところの道は少し暗くなっています。あの木切ってもいいですか?」と近くの草刈りをしていたmoriに訊かれました。

・ moriが15~6年前この街に引っ越してきて間もなくのころ、ご近所の方の庭に生えていた実生の銀杏が2本あった。そこのご主人が「せっかく生えた銀杏だけど家の庭で育てるのはちょっと大変。どこかに植え替えて育てられないもんか?」と相談を受けた。当時moriの敷地の隣は空き地でその一部が町の所有地で防火用の地下貯水槽があった。その防火貯水槽の周り1.5mくらい空き地があった。moriと近所のご主人とでそこに一本植えた。もう一本はmoriの家の横の道を隔てた歩道の横の植え込み用の土地に、当時の町内会長の許可を得て移植した。(この土地も本当は町の所有地であるが)

・ 防火水槽の横に植えた銀杏は場所が悪かったのか1年目に枯れてしまった。 もう一本の歩道の横に植えたほうは、moriが一生懸命水やりをしたせいで何とか根付くことができた。 だが翌年の台風の時吹き倒されて半分折れてしまった。moriはそれに添え木をして立ち直らせようとした。銀杏は強い。 原爆にも負けずに広島でも、長崎でも生き残った。moriたちが植えた銀杏も、台風にも負けず、その後また芽を出し成長し始めた。ただ二本の芽が伸び始め、二股の幹になりだした。夏の暑い日も秋にも春にもmoriはせっせと水やりをした。

・ 所詮町道の緑地帯に植えた銀杏である。街灯の邪魔になっていると言われれば仕方ない。「邪魔になっているのなら仕方ないです。切ってください。」moriはしぶしぶ答えた。「でも、近所の方の意見も訊いてみます。」と付け加えた。

・ 掃除を終えた近所の方々が、6~7人帰ってきた。「この銀杏、街灯の邪魔になっているので切り倒すと口調に言われたけど、皆さんどう思います? 」moriの問いかけに「そんなに邪魔になっているとは思わない」「友達から家への道を訊かれたとき、いつも”銀杏の木のところを左に回って突き当り” と、道しるべにしている」「この町内には銀杏の木はこれ一本しかない。なんで切らんといけんと?」等々みんな反対だという。

・ moriはその旨を町内会長に伝えた。「みんながそれほどまでに言うなら、ひとまず伐採するのはやめときましょう。」町内会長は理解を示してくれた。「このままでは落ち葉の時はたいへんですよ」と。「掃除するのはいつも私一人ですから、大丈夫です。」とmori。

・ moriはあと何年銀杏の面倒が見れるかわからない。でも近所の方々がそのあとは継いでくれるだろう。「銀杏さんもっともっと大きくなってね。」

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