パーキンソン病の妻と介護する夫の日記

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丸付け先生とレスパイト入院

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☆ 今年も丸付け先生の時期がやって来た

・ 6月初旬近くの小さな小学校から今年もチャレンジ学習を実施します。実施日時は7月3,4,5日、水木金曜日の午前中です。つきましては参加ご協力していただける日と時間目に〇をつけてFaxお願いします。

・ このチャレンジ学習なるものは一学期と二学期の終わりごろ、その学期で学習した内容についてまとめのテストを実施する。その児童たちが回答した答えが正解ならば〇をつけ、間違っていたらXはつけずに間違っていることだけ伝え何度も正解になるまで繰り返す。児童は我先にと競って答えを持ってくる。テスト問題は可なりのページ数がありとても時間内には終了しない。45分間、開始前の注意と終了前間総評などあり実質的には40分間が3回。それでテスト問題は多い学年だと10ページを超え、一二年生でも7~8ページはある。まさにチャレンジである。

・ Moriたちの役目は、この丸付けをすることである。このチャレンジ学習が始まったのは十数年前からである。地域の老人会の会長を通じて「地域の子供たちと老人の交わりの場を持ちたい。協力していただけませんか?」と当時その小学校の校長先生から打診があった。Moriは即座に応募した。だが、ふたを開けてみると、何のことはない。参加したのは五、六人だった。Moriはその後今日まで毎回参加してきている。参加協力する人も多いときは十数人の時もあったが、参加者の年齢も高齢化して今ではまた五、六人になった。

・ あれから校長先生も四人変わって、今年で五人目の校長先生となった。Moriも80歳になった。この間色々新しい経験をした。Moriが小学校の頃習ったのとは違う考え方である。例えば小学校一年生の算数で一桁同士の足し算で”さくらんぼ”のやり方でやってみよう。なんて言葉が出てきた。”さくらんぼ”???守は何のことか理解できなかった。担任の先生に訊いた「さくらんぼ方式とは何ですか?」何のことはない。次の図のように一つの数を自部゛ンが計算するのに優しいようにに分割して考える事らしい。なるほど、”さくらんぼ”の形に似ている。Moriの方式の方は引き算と足し算を合わせ、かつ残りを記憶しておく必要がある。ちょっとむつかしいのかもしれない。

・ 今年になって妻の病状が進み、一人で家で留守番することが極めて危険になってきた。認知症の症状もはっきりしてきた。Moriの介護のストレスもだんだんひどくなってきた。娘が定期的に母さんを入院させて、Moriも休んだ方が良い。共倒れにならないように。と忠告する。Moriも妻の掛かりつけの医者の入る病院に相談した。病室に空きがあるときはどうぞ、ということである。

・ 今回の丸付け先生の時に妻をレスパイト入院してもらおうと病院にお願いしておいたが直前になって今は病室に空きが少ない。急患やコロナ感染者を優先するため今回は無理だとの返事。

・ 近所のいつも妻が一緒に縫物や編み物をしていた懇意の方に何とか水曜日の午前ちゃうだけ面倒を見ていただけないか相談した。快く引き受けていただいた。これでMoriは三日間丸付けに行ける。

・ 本当のことを言えばMoriはこの丸付けをこころまちにしているのである。近所の方に感謝感謝である。

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