パーキンソン病の妻と介護する夫の日記

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不動金縛り

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☆ あなたは不動金縛りにあったことがありますか

・ Moriは受験勉強などあまりしなかった中学三年生の夏休み、たまたま夜9時半ごろまで受験用の勉強をしていてそろそろ寝ようと布団に入って目をつぶって寝入りかけていた。moriは本当に眠りかけていたと思う。何のためかはわからないが横を向こうと思ったが、一生懸命体をひねろうとしても、体が反応しない。それどころか体が固まっているみたいでびくとも動かない。moriはあせった。もう本当に目が覚めている。だがもがこうとしても体がびくとも動かない。とっさにmoriはこれが不動金縛りかなと思った。そこでほかのことを想像してみたら体が楽になり身動きできるようになった。

・ 高校生の頃、Z会(当時増進会といった)の通信添削を受けていた。増進会の模擬テスト問題はmoriにはとても程度が高く本当に難しかった。数学の問題など一生懸命解こうとしてもてんで歯が立たない。そんな難しい問題に取り組みあきらめて寝ようとして床に入ってもなかなか寝付かれない。そして何気なく、消した蛍光灯のスイッチを作動させる紐の先についている蛍光塗料の塗られた留め具の揺れを見ていると、途端に例の身動きの取れない状態「金縛り」になった。久しぶりである。でも初めてではない。落ち着いて数学の問題以外の友達のこととか想像すると身動きできるようになる。

・ 高校時代に数回同じようなことを経験したが、大学生になって以来この年までそんな事態は起こらなくなった。不動金縛りは多分一種の催眠術にかかったようなものだと思う。自己催眠だろう。人間の体は脳に左右されている。妻のパーキンソン病も運動を左右する前頭葉・海馬のドーパミン不測のためと言われている。であれば自己催眠で妻の足が何とかうまく動くようにならないものかとmoriは考えてしまう。ああ神様妻の足をもとのように動かせてください。

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